インバータとは

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インバータ

直流電力を交流電力に変換する装置で逆変換器をいう。工場や家庭の電源は交流電力が供給されており、200V/60Hzや100V/50Hzなど電圧と周波数は一定である。そのため交流モーターの回転数は常に一定で、回転数を変えるには電力の周波数を変えなければならない。
インバータは周波数の異なる交流を作り出すために使われる。交流の周波数と電圧を交流のまま変えることは容易ではないため、交流をコンバータ回路で直流にし(整流)、コンデンサーによる平滑回路で一定電圧の直流にし、そしてインバータ回路で交流にする。「コンバータ回路」と「平滑回路」、「インバータ回路」によって構成された装置を「インバータ」と呼ぶ。
インバータは可変周波数、可変電圧に変換する装置で、サイリスタや絶縁ゲートバイポーラ(IGBT)などの電力変換半導体デバイスによって構成されている。

インバータには用途によって3種類に分けられる。
出力電圧や周波数が可変のVVVF型は、産業用モータやエアコンのコンプレッサー用モーターなどの電圧・周波数を変える用途で使われる。そのほか、蛍光灯や電磁調理器などのように周波数を変えるCVVF型、コンピュータの電源装置などの周波数を一定に保つCVCF型がある。

冷蔵庫はインバータによって圧縮機の回転数を制御することで庫内の温度を細かく一定に保っている。インバータを使わないとモーターの回転はON-OFFの制御ができるのみで温度を一定に保つことは難しく、また電力を無駄にし圧縮機への負荷も大きいが、インバータによって周波数を変動させることでモータの回転数を制御でき、省エネ、機器の長寿命化を図っている。
また、モーターは使っていないが、蛍光灯はインバータで交流電流の周波数を高周波数に変換することで単位時間当たりの点滅回数を増やして蛍光灯のちらつきを少なくし、光を放つ時間が増すことから明るさも向上し、省エネルギーを実現している。

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