旺盛な電力需要に対応
三菱商事は、3月22日、住友電気工業の100%子会社であるジェイ・パワーシステムズ、及びスリランカのLTL Projects(Pvt.)Ltd.(以下、LTLP)との3社コンソーシアムにて同国コロンボに計画している「地中送配電線敷設工事」を受注したことを発表した。
スリランカの経済中心地は、コロンボ。しかし、近年の急速な経済成長により、電力消費量の伸びが著しく、安定した電力需給がままならないほか、送配電網の老朽化等による送配電の電力損失が喫緊の課題として挙げられていた。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、大コロンボ圏への安定した電力供給実現のために不可欠なものと位置付けられており、セイロン電力庁が円借款資金を活用して遂行する計画だ。
三菱商事は、ジェイ・パワーシステムズと共に地中線を供給。一方、LTLPは、その他機器供給、据え付け工事を担当するという。
なお、受注金額は、約75億円。2018年5月の完成を目指す。
アジアでの電力ビジネスを推進
三菱商事は、今回のプロジェクト遂行により、スリランカにおける電力の安定供給に貢献していく。
また、アジアでは今後も旺盛な電力需要が見込まれることから、同国をはじめとするアジア諸国での電力事業に、積極的に取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱商事 プレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/