千葉県野田市に大型物流センターが完成
新日鉄住金エンジニアリングは2日、欅プロパティーズより受注した千葉県野田市の大型物流施設「(仮称)野田物流センター」を竣工し、引き渡したと発表した。
欅プロパティーズは、伊藤忠商事株式会社、メープルツリーグループの共同事業会社。
同施設は、1階から3階にトラックバースと、片側にランプウェイを配置したマルチテナント型で、鉄骨造地上4階建て、延べ床面積約7万4000平方メートルの規模。受注後、工事は順調に進み13か月の工期で完工した。
鉄の知見を活かした大型物流センター
同社は、これまでの10年間に約190万平方メートルの大型物流施設を受注し、建設工事の実績を積み重ねてきた。
今回は、顧客の要望に応えられる自由度の高いスペースと、高い防災性能を取り入れた設計が特長だ。
例えば、同社の強みである鋼構造の設計知見をフル活用し、地震エネルギー吸収能力の高い自社製「制振ダンパー」を適用。ワンランク上の制振構造ながら、コストは耐震構造並みだ。
また、壁面を利用した防火区画は一般的だが、同施設では、シャッターを採用。最上階では、区画内の柱を設けず大スパン化することで、多様な物流レイアウトに対応可能な自由度の高いスペースを確保した。
同社は今後も、鋼構造の技術と鉄の知見を活かした製品・技術の開発を進め、セーフティ社会の実現に貢献するという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング株式会社 プレスリリース
http://www.eng.nssmc.com/