大成建設 スマートウェルネスオフィスの実証を開始

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大成建設 スマートウェルネスオフィスの実証を開始

2016年03月02日 16:00

企業価値を高める健康増進への投資

大成建設株式会社は、横浜市に建設した技術センターの「ZEB実証棟」において、健康増進や快適性、知的生産性の向上に配慮したスマートウェルネスオフィスを構築するための実証実験を開始した。

厚生労働省がメンタルヘルス対策を強化したこともあり、企業側も従業員に対して、最適な業務形態や職場環境を提供することに関心があるという。これは、従業員の健康増進が、結果として生産性向上や企業活力につながり企業価値を高めると認識されたからだ。

そこで、同社は健康増進、知的生産性が向上できる「スマートウェルネスオフィス」を、構築するために必要な仕組みに着目。

同社が保有する実証棟を利用し、実験によるデータの収集を行い、得たノウハウを新築・既存ビルへの計画・提案に適用していくという。

実証計画と今後

今回の実証では、建物内の空間、照明・空調などの設備機器、作業者の行動パターンと、健康増進・快適性、知的生産性の因果関係を検証する。

実験に当たり、必要な要件と仕組みを心理面、身体面から次の4つに定義した。

第一に自然を感じる仕組みとして採光や空気の流れを感じられること、第二に調光や空調を使用者が自由に選択・調整できること。第三に業務の目的に応じて自由に選択、活用することができるさまざまな空間。第四に自然に体を動かし代謝を高めることができる仕組み。

2015年度は、作業者へのヒアリング調査および慶應義塾大学との産学共同による被験者実験を実施。4つの仕組みが健康増進・快適性、知的生産性の向上に大きく寄与できる可能性を確認した。

同社はこの結果を受け、効果的なICTを活用した定量的な評価方法を導入。今後も継続的に健康増進・快適性、知的生産性の向上を図る技術の検証を続け、ノウハウを蓄積していく計画だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

大成建設株式会社 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/

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