東亜建設 横浜市に水中施工機械の実験水槽を建設

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東亜建設 横浜市に水中施工機械の実験水槽を建設

2016年02月29日 06:15

水中施工機械の拡充に期待

東亜建設工業株式会社は、2016年4月に新たな研究開発施設を、横浜市鶴見区安善町に開設する予定だ。

同施設には、研究開発を進める各種の水中施工機械を、実物実験可能な施工実験水槽も建設。充実したこれらの研究開発施設を活用することで、水中施工関連の技術開発は、より一層推進できるという。

同社は、長年にわたり積み重ねてきた海洋土木工事の実績をもとに、水際から大水深まである様々な現場条件に対応可能な水中施工機械のラインナップをそろえる。これからも社会インフラの維持管理や、海洋開発に積極的に取り組む計画だ。

充実する水中施工技術

同社は、潜水作業の安全と施工能力の向上を目的として、1995年に潜水士が搭乗して操縦を行う水中バックホウを開発。

また、2001年には、潜水士による作業が困難な現場での無人化施工にチャレンジし、遠隔操縦式水中バックホウ「イエローマジック7号」を開発。これまでに多くの現場に投入してきた。

近年は、海洋資源開発などの機運の高まりを受け、水深数1000メートルでの施工需要も増える。そのため過酷な水圧に耐えられる無人化施工システムが必要とされるようになった。

また、従来の水中バックホウでは進入できないような狭い環境下や、波浪や潮流の激しい海域、浅海域でも安全に施工できる機械への期待が大きい。

そこで同社は、他社と共同で大水深対応型水中作業ロボット「DEEP CRAWLER」および、水陸両用型水中バックホウ「イエローマジック8号」という2種類の水中施工機械を開発。

今回開設する研究開発施設では、「DEEP CRAWLER」などの大型機械の実物実験にも対応できるため、様々な水中施工機械の研究開発が加速し、その拡充に期待がかかる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

東亜建設工業株式会社 プレスリリース
http://www.toa-const.co.jp/

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