塩田跡地を開発
くにうみアセットマネジメントは、2月1日、岡山県瀬戸内市錦海塩田跡地の「瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト」の一環として整備が進められてきた、「錦海ハビタット」が完成したことを発表した。
「瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト」 概要
新発電所の電力供給量は、日本最大級となる230メガワット。約500ヘクタールの錦海塩田跡地のうち約265ヘクタールの敷地に、現在建設中だ。
一方、この錦海塩田跡地では、エコロジカル・ランドスケープの手法を用い、保全する塩性湿地帯のうち約16ヘクタールに「錦海ハビタット」を整備。地域環境の潜在能力を活用して、その地域でなければ不可能な環境を保全、創出し、健全な生態系の維持を目指す。
具体的には、ヨシ原の水辺環境を残しながら、既存の樹林やクリークを活用した猛禽類の食餌環境の向上を図ることで、希少な猛禽類を保護に努めるとともに、地域にふさわしい風景を残すというものだ。
メガソーラーと自然との共生
このプロジェクトを実施するのは、くにうみアセットマネジメント、GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、中電工の4社が出資する特別目的会社(SPC)の「瀬戸内Kirei未来創り合同会社」。
同社は、再生可能エネルギーの普及だけでなく、地域の発展ならびに、自然との共生を目指して事業を進めていく方針だ。
なお、新発電所の発電事業開始は、2019年春を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
くにうみアセットマネジメント プレスリリース
http://www.kuniumi-am.co.jp/site/file/tmp-F8E3T.pdf