複合火力発電事業を買収
双日は、2月2日、米国の大手電力事業会社AES Corporationから、スリランカの都市コロンボ近郊で163メガワットの複合火力発電事業を保有、運営するAES Kelanitissa Private Limitedの株式90%を取得したことを発表した。
スリランカでは、全体の発電設備容量の約35%は水力発電によるもので、乾季の電力不足が問題。一方、火力発電は電力の供給安定性等がメリットとして挙げられることから、同国では、現在、火力発電ニーズが高まりをみせているという。
ピーク時の7%を供給
今回、双日が複合火力発電事業を買収することで、人口約2,100万人の同国のピーク電力需要である、約2,000メガワットの約7%の電力を担うことになる。
なお、同社が手掛けるIPP事業は、今回で2件目。発電プラントの運転管理・保守点検など、運営面にも積極的に関与するとともに、経営ノウハウを吸収することで、双日グループとしての機能を更に強化したい考えだ。
インフラ事業を積極展開
双日は、今後も成長が見込まれる地域、具体的には、アジア、中東、アフリカ等での発電事業ならびにインフラ事業に力を注いでいる。
同社は、これらの地域における事業拡大を目指し、今後も地域の発展に貢献していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
双日 ニュースリリース
http://www.sojitz.com/jp/news/2016/02/