鉄道総研と大林組、鉄道ラーメン高架橋の工法を共同開発し実用化

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鉄道総研と大林組、鉄道ラーメン高架橋の工法を共同開発し実用化

2016年01月20日 15:45

高架橋の建設工事を省力化

鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)と大林組は、1月18日、従来と比べて短工期でかつ高品質な新プレキャスト工法である、「鉄道ラーメン高架橋の工法」を共同開発したことを発表した。

新工法の概要

今回開発した鉄道ラーメン高架橋の新プレキャスト工法は、大林組で開発され、多くの高層建築物に適用されているLRV工法を、鉄道ラーメン高架橋に応用したものだ。

具体的には、シース管とモルタルスリーブ継手(筒状の継手の両端から鉄筋を挿入し、モルタルを充填して一体化する継手)を採用。

柱と梁の接合部を含めたフルプレキャスト化を実現するとともに、従来工法と比べて建設工期を最大30%短縮することができるうえ、より高品質な構造物とすることを実現可能にした。

新工法を普及拡大

近年、人手不足を背景に、鉄道においても建設工事の省力化が課題として挙げられている。

両社は、2011年から共同で、フルプレキャスト化する工法の開発を進めており、今回、鉄道総研では、「モルタルスリーブ継手を用いたプレキャストラーメン高架橋の設計・施工指針」を取りまとめ、新工法の普及拡大に努めるかまえだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

鉄道総合技術研究所 プレスリリース
http://www.rtri.or.jp/press/pdf/2016011801.pdf

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20160118_1

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