3社で共同開発
野村不動産株式会社、紅忠スチール株式会社、株式会社稲葉製作所は共同にて、マンション用のメーターボックス扉を開発したと発表した。
これまでに設置されてきたマンション住戸用のメーターボックス扉は、物件ごとや住戸ごとにデザインや大きさが異なるため規格化はされていなかった。そのうえ施工する際には、溶接や塗装など6段階の工程を経て設置されるなど時間がかかるものであった。
マンション用のメーターボックス扉
このような従来工法では時間だけでなく、コストもかかってしまうことが長年の課題となっており、今回3社によって新たにマンション用メーターボックス扉の開発を行うことになり、完成したものだ。
特徴としては、物置やキャビネット等を製造する稲葉製作所の工場内自動化ラインを用いるため、大量生産を行うことが可能であるということだ。
またメーターボックス扉の組み立てや、取り付けについては施工現場で行える構造としたことによって、工程を2段階に減らした。
その他にも枠を取り付ける際の「溶接やモルタル詰め」「コーキング」などを行うのではなくビス止め施工にした結果、現場で塗装しないことになる。ワンタッチで取り付けや交換もできる差し込み方式となっているため、メンテナンスも行いやすい。
従来の現場ペンキ塗装と比較すると、劣化しにくく仕上がりとなるため耐用年数が7~8年から10年程度まで延長した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
野村不動産株式会社 紅忠スチール株式会社 株式会社稲葉製作所 ニュースリリース
http://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2015111801003.pdf