桜田公園の地下に駐輪場
技研製作所は、10月19日、東京都港区発注の「(仮称)桜田公園自転車駐車場整備工事」で、耐震地下駐輪場「エコサイクル」2基(自転車408台収容)の建設を進めていることを明らかにした。
桜田公園は、新橋駅の近隣に位置。同駅は1日約90万人が利用し、自転車の乗り入れ台数が多いことから、区では公園の地下に機械式駐輪場を整備することを決めたという。
プロジェクトの概要
エコサイクルは、円筒形の地下空間を活用した耐震地下駐輪システム。独自の「圧入工法」採用により、地中に圧入したインプラント構造の許容構造部材が、直接躯体壁となることで、大幅な工期短縮とコスト削減を実現した。
また、地上部はコンパクトな入出庫ブースのみで、公園の景観や機能はそのまま確保。さらに、音声と表示ガイダンスによる簡単操作で、最短約8秒で自転車を取り出すことができるという利便性も追求した。
なお、来年2月末の竣工を目指す。
景観を損ねず、便利に
エコサイクルのコンセプトは、「地上に文化を、地下に機能を」。港区の公共駐輪施設としてのエコサイクルの採用は、今回で3件目となった。
同社は、引き続き、街を美しく変えるこのシステムの整備を進め、人々の利便性向上に取り組む考えだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
技研製作所 ニュースリリース
http://www.giken.com/ja/news/release/