池袋および東京の都市再生に貢献
国土交通省は16日、西武鉄道株式会社から9月2日付で申請のあった民間都市再生事業計画について、都市再生特別措置法の規定に基づき認定を行ったと発表した。関連する工事は、2019年3月31日の完工を目指して進められる予定だ。
国交省の発表によると、今回認定した西武鉄道の民間都市再生事業計画は「西武鉄道池袋ビル建替え計画」の名称のもと行われ、池袋駅に近接する旧建物を解体し、新たなオフィスビルに建替えるというものとなっている。
これによって防災機能や歩行者ネットワークを強化するとともに都市機能の更新を行い、池袋の魅力や活力の向上、さらには東京の都市再生に寄与することが計画の目的だ。
地上20階建てのビルのほか、防災機能の整備も
事業区域は東京都豊島区南池袋一丁目21番23他の10,113.59立方メートルで、うち建設物の建築面積は3,894.1立方メートル。建築物は地上20階・塔屋1階・地下2階で構成される、鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)のビルとなり、事務所や物販店舗、自動車車庫としての利用が想定されているとのことだ。
また、事業区域内には西武鉄道池袋線を跨ぐビル内デッキや、2,154.77立方メートルの公開空地も設置。これらは災害時に一時的な滞留スペースとして機能することで、防災機能の強化につながるものとみられている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001106483.pdf