YKK AP株式会社は、 高性能樹脂窓 「APW330」と木質耐震フレームを組み合わせ、新発想の耐震商品「FRAME II」を2015年10月1日に発売した。
同社は、大規模地震が想定される中、2014年から「安全・安心」という視点で、開口部を中心として耐震性能を強化する商品開発を推進している。
今回発売した「FRAME II」は、木造戸建て住宅を対象とし、性能向上リフォームや大規模リフォーム、リノベーションに提案できる断熱性能と耐震性能の2つの価値を持つ商品だ。
木造住宅では、地震の揺れによる水平力に抵抗する耐力壁の量と配置のアンバランスが家全体の「ねじれ」となり、倒壊原因の一つとされている。
従来の耐震補強工事ではこのねじれ防止対策として、窓の多い南面などの開口部を減らし、耐力壁に替えることで、耐震性能を高めていた。しかし、開口部を減らすことは、採光や通風など居住空間としてはデメリットにもなる。
「FRAME II」は、耐震上の弱点である開口部の耐力壁量を増やして耐力壁配置のアンバランスを解消し、家全体の耐震性改善が可能となる。また、高性能樹脂窓「APW330」と組み合わせ、採光や通風などの窓の機能もそのままに窓の断熱性を向上させる。
施工完了時は、梁や柱、耐震フレームは、壁体内に納まり室内側からは見えないため美しい仕上がりが可能だ。
同社は開口部から広がるリノベーション事業を推進し、樹脂窓で断熱リフォームによる“健康”と、耐震リフォームによる“安心”の2つの効果を提供していくという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
YKK AP株式会社 プレスリリース
http://www.ykkap.co.jp/