「トゥアス新下水処理場」の新プロジェクト
三菱商事及び三菱重工業は9月7日、シンガポール公益事業庁との間で、下水処理の最新技術を導入した総合実証プラント建設に関する契約を締結したと発表した。
総合実証プラントは、シンガポール公益事業庁が新設する「トゥアス新下水処理場」にて、低コストかつ高効率な下水処理を実現するためのもので、オペレーターが常時監視しなくても稼働する完全自動化プラントとなる計画だ。
同時に、オペレーターの訓練を行う施設としても活用し、最適な下水処理を実行するためのパラメーターの検証も行う。
一日の処理能力は1万2,500立方メートル
「トゥアス新下水処理場」は、シンガポールの水処理インフラである第2期深部式トンネル下水システムの中核設備となるもので、一日の処理能力は1万2,500立方メートル。
プロジェクトは、三菱重工のシンガポール現地法人が実証プラントの設計・調達・建設・試運転からプロジェクト運転段階のサポートまでを一貫して請け負い、三菱重工 技術統括本部と三菱重工グループの三菱重工メカトロシステムズ社がこれを支援する。完工は2017年2月の予定。
(画像は、三菱商事のホームページ)
▼外部リンク
シンガポール公益事業庁、三菱商事株式会社、三菱重工業株式会社のプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/28490.html