ボイラー初号機の据え付けが完了
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、グループ会社であるMHPSヨーロッパ社およびMHPSアフリカ社と共同で、南アフリカの電力会社「エスコム社」が建設する「メデュピ発電所向けボイラー初号機」の引き渡しを完了したことを明らかにした。
なお、今回の初号機引き渡しを受け、メデュピ発電所では同ボイラーの商業運転が開始された。
今後11基を順次納入
同社は、同国最大規模の石炭火力発電所となるエスコム社のメデュピ発電所、およびクシレ発電所向けにボイラー12基を受注しており、今回初号機が納入されたことになる。
両発電所向けのボイラーの総発電出力は、960万キロワット(1基当たり80万キロワット、各発電所480万キロワット)。超臨界圧技術の採用により、既存の石炭火力発電プラントに比べて石炭を効率よく燃焼させ、CO2排出量を抑制するという。
なお、今後順次引き渡しを行い、メデュピ発電所の完成は2019年、クシレ発電所は2020年の予定である。
環境保全と経済発展に貢献
両発電所の完成後、エスコム社の電力供給能力は、20パーセント以上増加すると予想される。
MHPSは今後も、両発電所建設プロジェクトの完成に向け、全力で取り組み、南アフリカの環境負荷低減と経済発展に貢献していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150831.html