インド貨物専用鉄道の鋼橋建設
株式会社IHIインフラシステムは、インド共和国の最大手のゼネコンであるL&T社との共同企業体で、インド鉄道省の貨物専用鉄道公社と、「デリー、ムンバイ間貨物専用鉄道西線の鋼橋」を受注した。
工費は約210億円で、工期は2015年9月末から2019年9月末の予定だ。
海外で評価される工事実績
同工事は全長1,500キロメートルのうち、555キロメートルの区間中に、鋼橋とコンクリート橋を建設する。鋼橋の橋梁形式はトラス橋で、国内で一般的な手延べ機による送り出し架設工法を用いる。
経済成長に伴いインド国内の貨物輸送量は増加の一途を辿る。輸送力の増強のため、鉄道の高速化と貨物の大容量化が求められている。
日本とインドの両政府が協力して進める「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」における重要なプロジェクトが、この貨物専用鉄道の鋼橋建設だ。
また、建設工事全体では過去最大となる円借款事業で4,500億円を超える。そのため、全線開業後には、輸送時間の大幅な短縮、物流ネットワークの最適化による経済効果と発展に国内外の注目が集まる。
同社は、これまでの施工実績を活かし、ベトナムやトルコで大型橋梁を建設してきた。これからも海外において更なる受注活動を推進する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社IHIインフラシステム プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/