大成建設、作業スペースや工期が限られた場合の耐震補強に有効な新工法を開発

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大成建設、作業スペースや工期が限られた場合の耐震補強に有効な新工法を開発

2015年07月29日 01:15

柱部材の新しい耐震補強工法を開発

大成建設は、7月27日、成和リニューアルワークスと共同で、連続炭素繊維シート複合パネル(以下、CF複合パネル)による柱部材の耐震補強工法「CFパネル工法」を開発したことを発表した。

なお、CF複合パネルとは、炭素繊維シートを2枚のフレキシブルボードではさみ、複合成型したパネルのことである。

「CFパネル工法」の概要

「CFパネル工法」は、従来工法と比較して約30%の工期短縮と、約10%の施工費のコストダウンという両立を図ることができる新工法だ。

CF複合パネルは、自由な形に成形できるうえ、1平方メートル当たり約10キログラムと軽量。優れた品質を確保したまま、狭い場所での施工を可能にした。

また、補強に関しては、CF複合パネルを既存柱の周囲に設置後、柱との間に無収縮モルタルを注入するのみで完了するという。

新工法を積極提案

従来の柱部材の耐震補強工法では、鋼板や炭素繊維を柱部材に巻き立て、コンクリートを増し打ちする方法が用いられていたため、狭い場所での施工が難しく、長い施工時間も費やしていた。

大成建設は、今後、夜間の限られた時間での施工が必要な地下街や鉄道施設の中柱の耐震補強工事、大型重機が使えないような場所での施工に新開発の「CFパネル工法」を積極的に提案していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2015/

成和リニューアルワークス ホームページ
http://www.seiwarw.co.jp/

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