西オーストラリア州で陸上油田の商業生産スタート
三菱商事は7月17日、西オーストラリア州にて「ウンガニ油田」の生産を開始したと発表した。西オーストラリア州の陸上油田での商業生産は、日本の事業法人としては初となる。
「ウンガニ油田」は、西オーストラリア州キンバリー地域カニング堆積盆地に位置し、オーストラリアのブル・エナジー社と共同で開発を進めている。高品質の低硫黄原油が採集できるのが強みだ。
生産量5,000バレル/日を目指す
初期生産量は日量1,250バレルだが、今後さらに開発を進め、年内には日量3,000バレル、翌年以降には日量5,000バレル以上を目標に掲げている。
さらに、「ウンガニ油田」開発と並行して周辺油田を探鉱し、成功時には1億バレルを超える埋蔵量の積み上げが期待できるとのことだ。
アジアやオセアニアを中心に安定的な需要が見込まれるが、三菱商事はグループ会社のペトロダイヤモンド・シンガポール社を通じて、東南アジアを中心に販売活動を展開する。
原油安に対抗するため、物流および設備面などのコスト削減を進めると同時に生産効率の向上に努め、低価格での提供を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱商事株式会社のプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/28121.html