4件目の受注
三菱商事は、7月16日、日本郵船と共に、オランダのSBM社がシェル・オフショア社から受注した洋上原油生産設備(以下、FPSO)の傭船・操業・保守サービス事業に出資参画する契約を締結したことを発表した。
なお、三菱商事は、2012年、ブラジル沖北部Sapinhoa鉱区向けにFPSOを1隻、2013年には2隻受注しており、今回の受注は、これらに続く第4号案件となる。
2016年操業開始
今回受注した「FPSO Turritella」は、大型原油タンカーを改造して建造され、2016年の操業開始後は、世界で最も深い水深約2,900メートルで原油生産を行うことになる。
原油生産能力は、1日あたり6万バレル、ガス生産能力は1,500万立方フィート、原油貯蔵能力は80万バレルを見込み、シェル・オフショア社が権益を保有する、米国メキシコ湾のStones油田の開発で操業を開始する予定だ。
FPSO傭船事業の拡大展開
世界の原油需要の中長期的な増加に伴い、海底油田からの原油生産も、着実に伸びると考えられている。
三菱商事は、今後もFPSO傭船事業の拡大をめざし、積極的な受注活動に取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱商事 プレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
日本郵船 ホームページ
http://www.nyk.com/