山葵沢地熱発電所の設計・施工を受注
新日鉄住金エンジニアリング株式会社のエネルギーソリューション事業部が、山葵沢地熱発電所向けの蒸気生産・熱水還元設備の設計・施工を受注したと発表した。これは秋田県湯沢市にある湯沢地熱株式会社が開発を進めているものだ。
新日鉄住金エンジニアリングは今まで、9箇所の大規模地熱発電所において蒸気生産や熱水還元設備の設計・施工に携わってきた。
再生可能エネルギーとして期待される地熱発電
今回これらの実績以外にも、電気事業法に準じた大口径管の供給や、配管溶接の高い技術などが湯沢地熱から高く評価され受注することになった。
地熱発電は東日本大震災以降の深刻なエネルギー危機の中で、安定的に電気を産み出すことができる再生可能エネルギーとして、利用拡大を推進しているところだ。
新日鉄住金エンジニアリングは蒸気生産や熱水還元設備の設計・施工はもちろんのこと、地熱電力の買取りや地熱資源の地産・地消に関わる設備の供給、地熱資源の利用拡大を可能とする新たな技術の開発を行っていく。
山葵沢地熱発電所の発電容量は42,000キロワットを見込んでおり、環境影響評価が必要となる国内での大規模地熱発電所建設としては、約20年ぶりの案件となる。
(画像はプレスリリースより)
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新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ニュースリリース
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