ため池を利用した大型水上メガソーラーシステム
京セラTCLソーラーが兵庫県にて開発を進めていた「加西市逆池(さかさまいけ)水上メガソーラー発電所」が完成し、5月24日、竣工式が行われた。京セラTCLソーラーは、京セラと東京センチュリーリースが共同出資を行って2012年にした合同会社である。
「加西市逆池水上メガソーラー発電所」は兵庫県加西市玉野町にあるため池を利用したもので、水上設置型では世界最大規模を誇る。
最大出力は約2.3メガワット。年間予想発電量は、一般家庭約820世帯分の年間電力消費量に相当する2,680メガワット時を見込み、関西電力に売電する。
地上よりも有利な水上設置型メガソーラー発電所
水上設置型メガソーラー発電所は水上に設置するため、地上や屋根置き型のメガソーラーよりも冷却効果が高く、発電量に優れているのが大きな特徴だ。
さらに太陽電池モジュールが水面を覆うことで、藻類の異常発生や貯水の蒸発を防ぐ効果もある。
水上に設けられた架台は、紫外線や侵食に強い高密度ポリエチレン製で、100%リサイクルが可能となっている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
京セラTCLソーラー合同会社のニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/topics/2015/0501_khfp.html