昨年度分の建築着工統計調査結果を発表
国土交通省は、建築着工統計調査報告(平成26年度分)を取りまとめ、発表した。
なお、平成27年4月分については、5月29日(金)に公表する予定である。
住宅着工統計の概要
平成26年度の新設住宅着工戸総数は、880,470戸。前年度と比べ、10.8%減となり、5年ぶりの減少となった。
また、新設住宅着工床面積は 7,400万7,000平方メートルと、前年度と比べ、15.2%減と、こちらも5年ぶりの減少だ。
利用関係別戸数では、持ち家、貸家、分譲住宅それぞれ前年比減少であり、特に、持ち家に関しては278,221戸と、前年度比21.1%減、3年ぶりの減少という結果であった。
一方、地域別戸数でみた場合、首都圏、中部圏、近畿圏ではいずれも減少しているが、その他地域での分譲住宅・うち一戸建て住宅では唯一、前年度比1.0%の増加であった。
民間非居住建築物着工統計の概要
全建築物の着工床面積は、1億3,079万平方メートルで、前年度と比べ、11.9%減少となり、5年ぶりの減少となった。
主な用途別では、鉱業、採石業、砂利採取業、建設業用、情報通信業用、不動産業用は増加したが、金融業、保険業用、医療、福祉用等では減少している。
使途別でみた場合は、事務所や倉庫は増加したが、店舗、工場が減少したため、全体では減少という結果となった。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/