南極の「基本観測棟」を受注
ミサワホーム株式会社が「基本観測棟」を受注したと発表した。極地研究所にて検討された更新計画によって建設されるものであり、気象棟・地学棟・電離層棟・環境科学棟を統合した建物だ。
極地研究所から提示された施工や、輸送、仕様条件に対して、外装や断熱材、内装があらかじめ艤装される。
限られた期間でも施工可能に
南極昭和基地では夏場のみという限られた時間で建設をしなければならない。そのため建築経験がない隊員でも短工期で施工することができ、そのうえ南極の気候にも耐えることができる木質パネル構造とした。
「基本観測棟」は地上2階建てで、延床面積は416平方メートルの建物だ。周囲には積雪を抑えるために設計された高床式12角形の外観となっており、屋上には観測デッキを設置する。
放球室には4200mmの天井高を確保し、研究スペースでは1年を通して室内温度が一定になるように快適環境を確保する。
「基本観測棟」概要
建物名称:基本観測棟
規模:延床面積416m2、建築面積238m2
構造:木質パネル構造
階数:地上2階
用途:オゾン観測室、気象観測室、放球室、地圏観測室、電離層室、生物・夏期研究室
(ニュースリリースより引用)
建物名称:基本観測棟
規模:延床面積416m2、建築面積238m2
構造:木質パネル構造
階数:地上2階
用途:オゾン観測室、気象観測室、放球室、地圏観測室、電離層室、生物・夏期研究室
(ニュースリリースより引用)
なお生産した部材は今年12月に南極昭和基地に搬入、2018年2月に完成する予定だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
ミサワホーム株式会社 ニュースリリース
http://www.misawa.co.jp/corporate/news_release/