ワーキングウエアとワーキング用品販売のワークマンは16日、群馬県伊勢崎市に床面積1万坪の流通センターを新設するため、群馬県と用地売買契約に調印したと発表した。新センターは、伊勢崎宮郷工業団地内に建設される。
新センターは、関越自動車道、高崎・玉村インターまで6km、北関東自動車道、駒形インターまで4kmの場所に立地しており、同社の関東・東北の店舗へ効率的な配送が可能である。
なお、新伊勢崎センターは2017年2月完成予定、伊勢崎では新旧2センターを一体運営する。新センターの土地取得と建設・設備費を含む総投資額は38億円程度の見込み。
ワークマンは、熊本県から北海道まで出店しており、2015年3月末時点の店舗数は749である。ワーキングウエアとワーキング用品販売の小売りでは圧倒的シェアを持っている。
また、同社はフランチャイズ経営のため、人員効率が抜群であること、さらに「プライドウエア」を中心とする自社開発商品(PB)の比率が年々高まっていることから、3年連続で増収増益を続けていおり、業績は好調であるといえる。
なお、同社のPB比率は15年3月期で16.7%であるが、今後5年間でPB比率を30%に引き上げる計画である。PB商品は、中国や東南アジアからコンテナ数本単位で輸入するため、広い保管場所が必要となる。今後、PB比率を引き上げるため、同社は伊勢崎に新センターの建設を決定した。
ワークマンは2013年、滋賀県に床面積7180坪の竜王流通センターを稼働させ、西日本の店舗に配送している。今後も、伊勢崎と竜王の2か所の流通センターで、全国の店舗への物流をカバーしていく計画である。
(画像はニュースリリース内、滋賀県竜王流通センターのもの)
▼外部リンク
ワークマン(ニュースリリース)
http://www.workman.co.jp/ir_info/pdf/h27/20150416