カンボジア流通のボトルネックを解消
三井住友建設がカンボジアで2010年から取り組んでいた、ネアックルン橋(正式名称:つばさ橋)が竣工し、4月6日に現地で開通式が行われた。
つばさ橋はメコン川に架かる、カンボジアの国道1号線の橋である。これまではフェリーで渡河していた道路が橋の完成によってつながり、移動時間の大幅な短縮が実現した。
国道1号線はカンボジアの主要幹線道路であるだけでなく、カンボジア南部の経済回廊の一部であり、東はベトナムの商都ホーチミンへ、西はカンボジアの首都プノンペンを経て、タイの首都バンコクへと結ばれている要の道路である。
メコン川で道路が中断されていたのがボトルネックとなっていたが、橋の完成によって中断が解消され、カンボジア国内の物流は大きく活性化するものと期待される。
カンボジアと日本の友好のシンボル・つばさ橋
開通式典にはカンボジアからはフン・セン首相やトラム・イウテック公共事業運輸大臣らが、日本からは西村明宏国土交通副大臣、隈丸優次駐カンボジア王国特命全権大使らが出席。
つばさ橋がカンボジアの発展に寄与すると高く評価され、ネアックルン橋建設工事作業所 北田郁夫所長へカンボジア王国から勲章が授与されとともに、つばさ橋が描かれたカンボジアの新500リエル紙幣が発行された。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2015/040913397/