イラクの火力発電所改修工事を受注、三菱日立パワーシステムズ

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イラクの火力発電所改修工事を受注、三菱日立パワーシステムズ

2015年04月04日 03:00

ハルサ火力発電所4号機の改修工事

三菱日立パワーシステムズが、イラク電力省からハルサ火力発電所4号機の改修工事を受注したと発表した。工事完了は2017年5月の予定だ。

最新の分散型制御システムを導入

ハルサ火力発電所は、これまで3度も戦争に巻き込まれたことにより、一部が破損している。そのうえ設備も老朽化していることから、4号機は現在出力を定格の4割程度に落として運転しなければいけない状態になっている。

今回受注した工事は老朽化した発電設備の主要機器更新を含むものとなっており、規模は大きい。改修工事の資金は、イラク政府に供与する円借款が活用される。

具体的な改修内容としては、中核機器であるボイラーや蒸気タービン、発電機の主要部品を更新し、計装装置にも最新の分散型制御システムを導入する。

なお現地工事については、トルコのエンジニアリング企業であるGAMAパワー社が担当することになっている。

ハルサ火力発電所は、イラク南部のバスラ州に位置するガス・油焚き火力発電所だ。当時は三菱重工業であった三菱日立パワーシステムズが、1980年に納入したものである。バスラ州地域への電力供給において、重要な役割を果たしている発電所だ。

今回の工事を通して三菱日立パワーシステムズは、イラク国内の電力供給機能の復旧にさらに寄与し、電力の安定供給と発電の効率化に協力していく。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150401_01.html

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