110億円で新ボホール空港を建設
千代田化工建設と三菱商事は3月20日、フィリピン共和国から新ボホール空港建設と持続可能型環境保全事業を受注したと発表した。国際協力機構(JICA)による円借款事業として建設するもので、契約金額は約110億円である。
新ボホール空港の建設には、2000メートルにおよぶ滑走路、年間100万人の旅客を収容するターミナルビルや空港特殊設備が含まれる。
また、持続可能型環境保全事業では「エコ・エアポート」をコンセプトに掲げ、太陽光発電システムや海洋汚染を防止する濁水流出防止フィルターを設置する。
ボホール州パングラオ島に新たな空港が担持用
建設地はフィリピンの中部、ボホール州都タグビララン市で営業中の現空港に代わる新空港の対岸にあるパングラオ島。
フィリピンは7000以上の島々から形成される島しょ国であるため、航空輸送が重要な交通手段となっている。
近年、国内の旅客輸送量が大幅に増加しており、今後も増加が続くと予想されることから、多数の旅客に対応する必要に迫られるようになった。しかし、環境社会面などの問題から現空港を拡張するのは困難であるため、新空港を建設することになった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
千代田化工建設株式会社のプレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2015/#all