ボルトのねじ山の外側に向かって「支圧効果」
日本ヒルティ株式会社は2015年3月より、世界初となる「欧州耐震C2認証」を取得した接着系アンカーボルト「HIT-Zボルト」を発売した。
従来型のアンカーボルトでは、静止している状態でのひび割れには対応できたが、地震によって発生しているひび割れの「開閉」には対応できなかった。
「HIT-Zボルト」は、同社の接着系アンカー「HIT-HY 200」と組み合わせることで、地震をはじめとするコンクリートのひび割れ開閉に対応する革新的なアンカーボルト。
ハイスペック素材と特殊コーティングで高耐力を実現
従来の接着系アンカーがもつ「接着」や「せん断抵抗」に加え、穿孔内で接着系アンカーが適度な大きさに割れることで、ボルトのねじ山の外側に向かって「支圧効果」を発生させる。
この組合せで、2013年に新設された、ひび割れの「開閉」への耐力基準「欧州耐震C2認証」を、接着系アンカーでは世界で初めて取得した。
海外では数年前よりすでに発売しており、地震の多い国々では高い評価を得ている。また、倉庫内でのラック留め付けや工場での機器設置など、ざまざまなアプリケーションで採用されている。詳しくはウェブサイトで。
(画像は公式サイトより)
▼外部リンク
日本ヒルティ – 耐震アンカーHIT-Zボルト
https://www.hilti.co.jp/z-bolt#/stage1/companynode_foldout/