オリジナルの新耐震天井工法を発表
大建工業は、2月17日、公共施設や商業施設を対象に、省施工・短工期で天井の耐震化が可能な、独自の新耐震天井工法「ダイケンハイブリッド天井」の提案を3月より開始することを明らかにした。
東日本大震災の被害を受け、国土交通省では建築基準法施行令の1部を改正。特定天井に対して耐震化の基準が定められたほか、それ以外の天井についても同基準を参考にした安全対策が求められているという。
新耐震天井工法の概要
「ダイケンハイブリッド天井」は、吊りハンガーで上階の躯体から吊したメインバーに、クロスバーを両側から差し込んで格子を形成。これを天井仕上げ材の張り付け下地とし、天井仕上げ材としてロックウール吸音板「ダイロートン」を直張りする工法だ。
格子を組むことで、施工手間を約20~30%削減することができ、軽量な「ダイロートン」を直張りすることで、天井全体を軽量化し、必要な斜め部材(ブレース)の設置数を減少させることが可能である。
さらに吸音性能も抜群。過剰な音の反射による残響を抑えるため、学校施設やオフィス、病院などに最適だという。
今後の展開
現在、復興事業や東京オリンピック特需などで建設作業者が不足していることを受け、大建工業では、「ダイケンハイブリッド天井」で、天井耐震化促進に貢献し、「ダイロートン」のさらなる拡販につなげたい考えだ。
なお、2016年度の販売目標として、60万平方メートルをめざす。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
大建工業 ニュースリリース
http://www.daiken.jp/news/newsDetail/664/