下水処理施設をマニラ首都圏に建設
JFEエンジニアリングは2月9日、フィリピン国のマニラッド水道サービス会社からパリャニャーケ市の下水処理施設の設計建設及び試運転を受注したと発表した。
現在マニラ首都圏は急速な都市化が進んでおり、下水道や下水処理施設の整備が喫緊の問題となっている。1997年に民営化されたマニラッド水道サービス会社が整備を急いでいるところだ。
今回受注したのは標準活性汚泥法によって、1日に7万6000立方メートルの下水処理が可能な施設。マニラッド社の事業としては、最大の下水処理施設となる。契約金額は日本円で34億2,000万円(税別)で、資金調達にはJICAのセクターローンが活用される。
マニラ首都圏で下水処理施設事業を行う唯一の日本企業
JFEエンジニアリングはマニラ首都圏で下水処理施設を行う唯一の日本企業で、これまで28か所の下水処理施設を受注してきた。
これらの実績に加え、省スペースでのプラント配置や現地の下水の性質に適した低コスト・高効率の開発提案が評価され、今回の受注が実現した。処理施設の設計からプロジェクトマネジメントまでを、現地で一貫して実施する。
竣工は2016年7月の予定だが、施設完成後に約1年間にわたる実証運転を行う。その後、瑕疵担保期間を経て2018年10月に引き渡しが行われる予定だ。
(画像はニュースリリースより)
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JFEエンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/20150209095356.html