耐火集成木材「燃エンウッド(R)」を医療施設で適用
竹中工務店が耐火集成木材「燃エンウッド(R)」を適用したプロジェクト、「新柏クリニック新築計画」の施工に着手したと発表した。
医療施設へ採用されたことによって、耐火と構造を融合した大規模木造建築の部材として拡大することができ、今後も国産木材の活用や大規模木造建築の普及・展開に貢献していく。
安心・安全な快適空間に
「燃エンウッド」は純木の「荷重支持部」とモルタルと木で構成された「燃え止まり層」、そして純木の「燃え代層」の3層で構成される耐火集成木材だ。
柱や梁など構造部材として用いられ、もし火災が発生した場合などには最外層の「燃え代層」が断熱性能の炭化層となり燃焼進行を抑制する。
竹中工務店はこれまで大型商業施設やオフィスビル、教育施設に「燃エンウッド」を用いてきたのだが、医療施設への適用は今回が初めてとなる。
「新柏クリニック新築計画」は、豊かな水と緑地を活かし、「カラダの浄化だけでなくココロの浄化もできる『森林浴のできるクリニック』」をテーマとした透析クリニックを目指している。
透析室は患者の滞在時間が長く、アメニティが求められる空間である。今回の計画では、耐火集成木材「燃エンウッド」による門型の柱・梁フレームと、木質仕上げ材を用いた内外装によって、安らぎと安心を感じられる快適な療養環境となる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2015/01/04/index