タイ王国に工場と試験塔を建設
三菱電機は、1月21日、昇降機の開発・生産体制を強化することを目的とし、三菱エレベーターアジア社(以下、AMEC社)に工場と試験塔を新たに建設することを明らかにした。
なお、投資額は約22億円。生産能力を現状の約1.5倍となる2万台へ増強する計画である。
新工場・試験塔の概要
新工場は、鉄骨造3階建て、延べ床面積14,400平方メートル。2016年5月の稼働開始を目指して建設される。
新興国を中心とした昇降機需要やリニューアル需要に対応し、海外市場向けエレベーター主力機種「NEXIEZ(ネクシーズ)」シリーズの生産能力を増強するのがねらいだ。
一方、新試験塔は、高さ59メートル、14階建て相当の鉄骨造。2014年10月に設立した開発検証組織であるR&Dセンターを中心に活用される予定で、市場ニーズに合ったエレベーター機器の開発・設計・評価試験を実施するという。
グローバルマーケットに対応
AMEC社は、昇降機のグローバルマーケット向けの製造拠点として、タイ王国で1991年5月より営業を展開している。
同社は、今後もコスト削減やリードタイム短縮、高速化に努め、競争力ある製品開発・評価に取り組む方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/0121.html