水で混ぜるだけでOK!高性能・高耐久・低コストの注入材
熊谷組は1月22日、ファテックと共同で可塑性注入材「エコマックス」をプレミックス化した製品「エコマックス TypeP」を開発したと発表した。
「エコマックス TypeP」は小規模工事向けの空洞充填用の注入材で、これまで使われてきた発泡モルタルに比べて高品質かつ高耐久な補填を、低コストで実現する製品である。
小規模な空洞充填工事で注入材として使われてきた発泡ウレタンは、強度が不安定で耐久性に不安があった。さらに少量の使用では、材料を手作業で計量しながら混ぜあわせるため、手間がかかる。
安定した品質で、強度の高い施工を実現
今回製品化された「エコマックスTypeP」は、フライアッシュを使用した粉状の可塑性注入材で、25kg入りの袋で販売される。
現場で水を加えてミキシングするだけで、簡単に可塑性注入材が完成し、モルタルポンプで圧送し、空洞に充填するだけで作業が完了する。
厳しい管理の元、工場で製造される「エコマックスTypeP」は品質が保たれ、現場では水を計量するだけの簡単操作で使用できる。材齢28日の圧縮強度は3~4N/平方ミリメートルと、耐久性も良好だ。
圧縮強度が同程度の発泡ウレタン(12倍発泡)と比較すると、
エコマックスTypePは材料代で2~3割、施工費を含む施工単価では1割程度のコストダウンが見込める。
(画像は、熊谷組のホームページより)
▼外部リンク
株式会社熊谷組のプレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2014/pr_150122_2.html