BWSC PCLが英国に新発電所を建設

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BWSC PCLが英国に新発電所を建設

2015年01月28日 19:00

プロジェクト総額は320億円。売電事業の拡大を目指す

三井造船株式会社は、英国でバイオマス発電による売電事業を展開する同社の関連企業「BWSC Power Corporation Limited(“BWSC PCL”)」(以下、BWSC PCL)がイングランド東部のスネッタートン市に新発電所を建設することを発表した。

BWSC PCLは三井造船株式会社の100%子会社「Burmeister & Wain Scandinavian Contractor A/S」(BWSC、デンマーク社。以下、BWSC社)とデンマーク大手年金基金「PensionDanmark」との合弁会社で、2013年に設立された。

既にイングランド東部のリンカンシャー州ブリッグにおいて、1基目のバイオマス発電プラントを建設中で、今回の新発電所の建設で売電事業を拡大する方針だ。

プロジェクト総額は16億デンマーククローネ(320億円)。資金はBWSC社による出資(40億円)とPensionDanmarkによる出資及び親会社ローン(280億円)により調達される。

年間30万トンの二酸化炭素排出量削減効果

新しく建設されるプラントは8万2,000世帯分の電力に相当する44MWの発電能力を持つ。燃料としてバイオマス(主に麦わら)を使用することにより、年間30万トンの二酸化炭素排出量削減効果が見込まれている。

エンジニアリング、機器調達・据え付け・建設、試運転はBWSC社が一括で請け負い、15年間の運転・保守業務も合わせて受託する。引き渡し予定は2017年春だ。

BWSC社は、世界各地でディーゼル発電施設のエンジニアリング、建設、運転管理まで一貫した事業を展開してきており、近年では環境問題の高まりを背景に、バイオマスボイラやバイオガスディーゼル発電なども手掛け、実績をあげている。

▼外部リンク

 

三井造船株式会社ホームページ
http://www.mes.co.jp/press/2015/20150121.html

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