研究開発機能を充実
宇部興産は、2016年7月に「大阪研究開発センター(仮称)」を堺工場(大阪府堺市)内に新設することを明らかにした。
なお、大阪地区での新設は約20年ぶり。成長戦略事業である機能品の研究開発機能をさらに充実させ、新しい手法で、新しい成果を出すことをめざす。
新施設の概要
「大阪研究開発センター(仮称)」は、鉄骨造、地上3階建て、延べ床面積約3,300平方メートルを有し、研究開発棟、試作棟で構成される。
研究開発棟では、オープンラボスペースを設け、顧客、サプライヤーや大学、研究機関などとの連携を促進。実験室は機能別に配置し、執務室を同フロアに配置することで、安全な実験環境づくりとコミュニケーションの活性化を促す。
なお、電池材料や電子材料、自動車部品等に関する素材や加工、生産方法について、要素技術研究や開発、生産技術までを一貫して取り組む予定だが、まずは電池材料分野を中心に50人規模でスタート。
将来的には機能品関連の研究開発部門を集約するとともに研究開発棟や試作棟を増設して、250人規模に拡大する計画だ。
世の中のニーズに応える新製品を創出
宇部興産は、2017年に創立120周年を迎える。
同社は、新施設を将来の新製品を創出する中心拠点と位置づけ、世の中の動きに即応した体制で、効率的かつスピーディな研究開発を行う方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
宇部興産 ニュースリリース
http://www.ube-ind.co.jp/japanese/news/2014/