いよいよ英国へ
日立製作所(以下、日立)は、1月7日、英国運輸省の都市間高速鉄道計画向け車両の先行生産車両1編成を完成させ、山口県下松市の笠戸事業所より出荷を開始したことを発表した。
出荷された車両は、1月中旬に神戸港にて大型船に積み替えられた後、英国をめざす。
4月より走行試験を開始
今回出荷した車両は3月に英国に到着予定。その後は車両の復元作業を行い、走行試験用の各種測定器などを搭載したうえで、4月より乗務員の訓練を兼ねた走行試験が行われる計画だ。
なお、このプロジェクトは英国運輸省が主導するPPP(Public Private Partnership)スキームで実施。国際協力銀行などによる金融支援を受けて遂行されているという。
今後の展開
日立は、約8,200万ポンドを投じ、現在英国ダーラム州ニュートン・エイクリフにおいて、日立レールヨーロッパ社の鉄道車両工場を建設中だ。
2016年には、Class800シリーズの生産を開始する予定で、同車両工場に勤務する従業員の採用活動を始めている。なお、最終的には研究開発施設も含め約730名のスタッフの雇用創出に貢献する方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/01