のり面締固め管理システムの有効性を確認
三井住友建設株式会社がのり面締固め管理システムを東日本高速道路株式会社から発注され、有効性を確認したと発表した。
盛土のり面は降雨浸透や侵食を防ぐことができ、本体の安定性を確保するためにも重要だ。締固め作業は強靭な構造物を施工するために重要な作業なのだが、のり面部は本体と比較すると狭いため大型機械で施工することができない。
そのためのり面部はこれまで、盛土本体のような品質管理方法が確立されていなかった。
メッシュの累積締固め時間を管理
今回開発されたシステムは、GEOSURF iCEシリーズをカスタマイズしたものだ。バックホウマシンガイダンスシステムとGNSS締固め管理システムを融合させ、振動バケットの稼動時間を設定。それによってメッシュの累積締固め時間を管理できるシステムだ。
GNSSを搭載しているバックホウによって、バケットの位置を測定する。モニター上のメッシュの色を段階的に変化させていき、変化を確認しながら時間締固め作業を行っていく。
またマシンガイダンスシステムとしての利用も可能だ。システム内で締固め時間管理データや位置情報は蓄積されていくため、のり面締固め管理帳票の自動作成も可能だ。
今後は情報化施工技術を導入し、施工管理の効率化と高品質化を図っていく。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/121010101/