製油所能力増強プロジェクトのパートナーに
JX日鉱日石エネルギーは、12月10日、インドネシアの国有企業であるプルタミナと、バリクパパン製油所(カリマンタン島東部)改修プロジェクト推進に向けた共同検討を開始すべく、ジャカルタにて、覚書を締結したことを発表した。
インドネシアでは、経済成長に伴い、国内の石油精製能力が不足していることから、プルタミナは5カ所の製油所の能力を増強するため、改修プロジェクトを遂行するパートナーを募集していたという。
国際競争力のある製油所に改修
プルタミナは、インドネシア国内において57年間にわたり、石油や液化天然ガス(LNG)事業のパイオニアとしてビジネスを展開している。
バリクパパン製油所は、現在日量22万バレルの原油処理能力を有しており、JX日鉱日石エネルギーは、今後プルタミナと共同で、製油所の合弁会社化や製品の販売方法を含め、プロジェクト推進に向けて検討していく計画だ。
なお、改修後は、日量36万バレルに増強され、国際競争力のある製油所へと生まれ変わることになる。
海外事業を強化
JX日鉱日石エネルギーは、海外における燃料油事業の強化・拡大の一環として、インドネシアにおける市場環境をビジネスチャンスと捉えてきた。
同社はこれからも、アジア域内を中心に広がるエネルギー需要に注目し、燃料油販売事業をはじめ、海外事業の強化に取り組む方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
JX日鉱日石エネルギー ニュースリリース
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/