ブルネイで新会社を設立
新日鐵住金と住友商事は、11月27日、ブルネイでの原油・天然ガス生産の大手であるブルネイシェル社(Shell社50%、ブルネイ政府50%の石油開発会社)と、ブルネイで継ぎ手加工した油井管の供給に関する契約に合意したことを発表した。
ブルネイは、豊富な原油・天然ガスの埋蔵量を有しており、日本が最大輸出国として位置づけられている。
新会社設立の概要
近年、エネルギー掘削条件が厳しくなり、石油・天然ガス開発用シームレス油井管をつなぐ特殊継ぎ手の需要が増加している。
そこで、新日鐵住金と住友商事は、油井管を現地で供給するため、ブルネイにおける油井管継ぎ手加工の新会社設立の契約を締結し、2016年10月の営業運転開始をめざす。
なお、新日鐵住金は新会社の過半数の株式を保有する一方、住友商事は新会社に隣接したストックヤードを設け、サプライチェーンマネージメント体制を構築する計画である。
今後の展開
新日鐵住金と住友商事は、ブルネイシェル社へ過去40年以上にわたり、エネルギー開発用のシームレス油井管を納入してきた。
今回新会社を設立することで、両社は現地雇用に貢献するだけでなく、安定的にシームレス油井管を供給できる体制づくりに取り組む方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
新日鐵住金 ニュースリリース
http://www.nssmc.com/news/20141127_100.html
住友商事 ホームページ
http://www.sumitomocorp.co.jp/