約500億円で貨物専用鉄道の電化工事を受注
双日は11月19日、インドのデリーとムンバイ間を結ぶ貨物専用鉄道の電化工事を受注したと発表した。
インドのラーセン&トゥーブロ社と共同で主契約者となり、インド政府管轄のインド貨物専用鉄道公社から、デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道の電化工事を請け負う。工事区間は915キロで、単一受注による鉄道電化工事としては、過去最大規模となる。受注額は約500億円。
デリー・ムンバイ間産業大動脈構想の中核を担う
電化工事は今年度中に着工し、16か所の変電所の建設、架線の敷設などを行う。双日はラーセン&トゥーブロ社と共同でコンソーシアム・リーダーとして、プロジェクトの総合管理を行うほか、日本製品の調達にも関わる。
デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道の事業資金には、本邦技術活用条件付きの円借款が用いられるため、変電機器や架線など、受注金額の約4割を日本製品が占める予定だ。
インドでは今年5月にナレンドラ・モディ氏が首相に選ばれ、新政権が発足した。
重点政策として、経済成長に不可欠な公共インフラの整備促進を掲げており、2010年から日本とインドが共同で進める総合産業インフラ開発プロジェクト「デリー・ムンバイ産業大動脈構想(DMIC)」への期待も大きい。今回受注したデリー・ムンバイ間貨物専用鉄道は、その中核を担う。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
双日株式会社のニュースリリース
http://www.sojitz.com/jp/news/2014/11/20141119.php