富士石油株式会社からボイラ・タービン発電設備を受注、川崎重工

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富士石油株式会社からボイラ・タービン発電設備を受注、川崎重工

2014年11月13日 14:00

ボイラ・タービン発電設備を受注

川崎重工が富士石油株式会社からボイラ・タービン発電設備を受注した。本発電設備の設計・製作・機器調達・建設工事を行っていく。

今回の受注は、KACCボイラが高い評価を得ているということと、アスファルトピッチを使った試験を実施し良好な燃焼性能を確認できたことなどがある。

受注した工事は今までのボイラ設備によるプロセス蒸気の供給と、電力会社からの電力供給転換を図るためのものだ。ボイラには超低NOxや低ばいじん燃焼を可能とするKACCボイラを固体燃料にも適用できるように新規開発したU−KACCボイラを採用。アスファルトピッチを有効に利用することによってエネルギーコストを減らす。

環境に合った仕様

U−KACCボイラは燃料を高温還元燃焼させてガス化し、低温酸化燃焼することによって低NOxと低ばいじんを両立できる燃焼方式を採用している。

また炉底部にホッパを設置するため連続で灰の搬出をできるようになる。付帯設備として脱硝装置や乾式電気集塵機、脱硫装置、湿式電気集塵機などの排煙処理設備を設置することによって、袖ケ浦地区の周辺環境に合った仕様となる。

設備の概要
納入場所:富士石油株式会社 袖ケ浦製油所
ボイラ形式:U−KACC式単胴放射形自然循環ボイラ
蒸気条件:ボイラ出口圧力10.3MPa、蒸気温度503度、蒸発量295t/h
主燃料:アスファルトピッチ
環境設備:排煙脱硝装置、乾式電気集塵機、排煙脱硫装置、湿式電気集塵機
タービン形式:抽気復水タービン
定格発電出力:36,000kW
(ニュースリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20141112

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