1つのICで制御、インバーターシステムを小型化
三菱電機株式会社は2014年11月5日、エアコンやインバーター機器で使用される新たなドライバーIC「過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー」を発表した。11月17日発売。
このドライバーICには、2入力2出力というデュアル機能が内蔵されており、電源を複数系統に分けることで電流リプルを相殺、ノイズフィルター回路を簡素化できる「インターリーブ方式」を使った制御を、1つのICで実現することができる。
高ノイズに耐性を持たせることで信頼性向上
また、過電流保護機能を内蔵することで、外付け部品の設置を省くことができ、システム設計の簡素化を可能とした。
そのほか、過電流検出や電源電圧低下検出を外部に伝達することができる、異常時エラー出力機能(FO:Failure Output)とFOパルス幅生成タイマー機能(CFO:Capacitor FO)の搭載や、スイッチング時のラッチアップ誤動作を抑制する埋め込み層を採用するなど工夫を凝らした。サンプル価格165円(税別)。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース 三菱電機「過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー」発売
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2014/1105.html