INPEX「南長岡ガス田」の生産効率を高める工事
JFEエンジニアリングは10月3日、国際石油開発帝石(INPEX)より、「南長岡ガス田」の天然ガス精製・処理プラント設備の増強工事を受注したことを発表した。
「南長岡ガス田」は国際石油開発帝石が開発し、30年にわたって生産事業に取り組んでいる国内最大級のガス田。天然ガスとコンデンセート(特軽質原油)を生産している。
(画像はニュースリリースより)
昇圧器やセパレーターを新設
今回の増強工事は天然ガスの精製、処理を行う「越路原プラント」の回収率を向上させ、「南長岡ガス田」全体の可採埋蔵量の増加及び、生産期間を延長させるのが目的。2016年12月の完成を目指す。
具体的には、「越路原プラント」に昇圧機やセパレーターを設置し、井戸のガス送出能力を向上させる。これらの設備を設置することで、生産する可採埋蔵量が2割ほど増加し、生産期間も約20年弱延長できると期待されている。
今回の受注は、国際メジャーが用いる設計手法を採用するなど、グローバルスタンダードに対応する技術力と、これまでの「南長岡ガス田」における建設実績などが評価されて採用が決定した。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news.html