一般廃棄物焼却施設の基幹的設備改良工事
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社は、横浜市から一般廃棄物焼却施設の基幹的設備改良工事を受注した。ストーカ式焼却炉設備を改修し、蒸気タービン発電機の出力アップや省エネルギー化を図る。
ストーカ式焼却炉設備とは耐熱金属を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることによって移動しながら燃焼させる焼却炉のことだ。
(画像は三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社ウェブサイトより)
省エネ化と温暖化対策を行う
現在は一般廃棄物焼却施設の改修・改良工事が増加傾向にある。そのうえ国が2010年度に関連する交付金支援制度を創設したことによって、さらに活発化している。
この施設は処理能力400トン/日のストーカ炉3基と関連設備で構成、1万2,000kWの蒸気タービン発電機を備えている。
今回の工事では燃焼設備や、燃焼ガス冷却設備、余熱利用設備、など主要機器の更新と改修を行う。それと同時に蒸気タービン発電機の出力を1万3,000kWに高め売電収入を増加する予定だ。
そのうえ各機器に高効率モーターやインバータを採用することによって省エネ化を図り、「新燃焼制御システム」を採用。低空気比運転によって排ガス量を減少し送風機などの消費電力の削減を行う。
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三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.mhiec.co.jp/news/140925.html