株式会社グリーンエナジー津
JFEエンジニアリング株式会社が株式会社グリーンエナジー津を設立し、バイオマス燃料による発電事業を津製作所構内にて開始すると発表した。
新たに建設されるバイオマス発電所は、循環流動層ボイラを用いており木質チップやPKSを燃焼して発電するものだ。本年11月には着工し2016年7月に稼動予定。発電出力は約20MWで、年間想定発電量は158,000MWh。
バイオマス発電の燃料には津市の協力を得て、地域資源である未利用間伐材等を積極的に利用していく考えだ。
(画像はプレスリリースより)
プロジェクトファイナンスによる融資
なお発電された電力再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用し、アーバンエナジー株式会社などに売電する予定だ。JFEエンジニアリングはプラントの設計・調達・建設以外にも、グリーンエナジー津から20年間の包括運営を受託する。
グリーンエナジー津は発電所の建設と運営資金にて、主に株式会社百五銀行、三井住友信託銀行株式会社、日本政策投資銀行からのプロジェクトファイナンスによって融資を受ける。
今回のプロジェクトファイナンスでは、JFEエンジニアリングが提供する最先端技術や、操業安定性などが評価され成立している。
現在は各地で電源の多様化が進められており、発電プラントに関するさまざまなエンジニアリングを提供している。
再生可能エネルギーの中でも特にバイオマス発電への注目が高まっているため、今後も事業組成に関する提案も進め貢献していく。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/