メガソーラー共同事業を開始
日立ハイテクノロジーズ(以下、日立ハイテク)は、9月2日、スイスのEtrion社と共同で、三井住友信託銀行とプロジェクトファイナンス契約を締結し、日本国内において出力34MWの大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を開始することを発表した。
なお、プロジェクトの総事業費用は、三井住友信託銀行からのプロジェクトファイナンスが80%、残り20%は、Etrion社と日立ハイテクが出資するという。
(画像はホームページより)
新発電所概要
2012年、Etrion社と日立ハイテクは、協定を締結。「雫石プロジェクト」と「水戸プロジェクト」は最初の太陽光発電プロジェクトになる。
「雫石プロジェクト」では、岩手県雫石町に24.7MWの太陽光発電所を建設。運用開始後の年間発電量は、約25.6GWhとなる見込みで、東北電力に売電していく計画だ。
一方、「水戸プロジェクト」では、茨城県水戸市に9.3MWの太陽光発電所を建設。運用開始後の年間発電量は、約10.3GWhとなる見込みで、東京電力に売電していくという。
なお、日立ハイテクは、太陽光発電施設の設計・調達・建設を担当していく。
太陽光発電事業に尽力
日本は、世界最大の太陽光発電市場のひとつで、太陽光発電所の設置容量は既に14GWを超え、政府は2020年までに2倍の28GW達成を目標として掲げている。
日立ハイテクはEtrion社と、メガソーラー事業において、2015年までに合計出力100MW、2017年までに300MW達成をめざし、今後も太陽光発電事業を積極展開していくかまえだ。
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株式会社 日立ハイテク