お江戸日本橋「くすりのまち」に新たな息吹を
再開発が進む日本橋に、新たなオフィスビルが誕生する。武田薬品のグループ企業が入居するタケダ本町ビルなどの跡地に、三井不動産、武田薬品不動産、武田薬品工業の共同プロジェクト「(仮称)日本橋本町二丁目特定街区開発計画」の概要が、8月26日に発表された。
三社共同で東京都中央区日本橋本町二丁目、室町二丁目の約3,975平米の敷地に、オフィスビルを建設する。2015年2月に着工し、2017年度の竣工を目指す。
(画像はニュースリリースより)
地域コミュニティを重視した最先端オフィスビル
建設されるのは免震構造、最新のBCP機能、トップクラスの環境負荷低減技術を取り入れた高性能ビル。地上24階、地下4階建ての高層ビルで、竣工後は武田薬品が使用する。
この計画は、三井不動産を中心に官民地元が一体となって推進する「日本橋再生計画」の一部であるため、敷地内にコミュニティの連携を目的としたオープンスペースも設ける。これにより、単なるオフィスビルではなく、日本橋エリアに賑わいをもたらす役割も担う。
日本橋本町は、江戸時代から「くすりのまち」として知られており、現在も製薬企業のビルが多く集まるエリア。計画地は、武田薬品が明治時代から東京における事業拠点としていた場所である。
▼外部リンク
三井不動産株式会社、武田薬品工業株式会社、武田薬品不動産株式会のニュースリリース
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news.html