林野庁補助金事業で千葉県産材を贅沢に使った幼稚園
三井ホームは8月21日、地域材を用いた幼稚園が完成したと発表した。完成したのは、千葉県富津市の明澄幼稚園。
林野庁の平成25年度森林整備加速化・林業再生基金事業に採択されたもので、千葉県富津市に枠組壁工法(2×4工法)で建築された木造1階建て。建築面積は827.15平米(約250坪)、延床面積は738.29平米(約223坪)。
枠組材には、JAS工場による格付けと強度確認試験を経た千葉県産の原木が用いられている。
(画像はニュースリリースより)
高い天井広大な空間でのびのびと学んでほしい
今回の木造園舎建築は、木造建築ならではの温もりが「子どもたちの情操教育に良い」との事業主の教育思想により決定した。
そこで教室の床にはヒノキの縁甲板、壁や天井には杉羽目板を貼りめぐらせ、木材の効用による児童の健康維持や情操を育む効果を図るとともに、地域材の活用拡大も狙った。
空間設計では園児がのびのびと遊んだり、学んだりできるように、アットホームな環境作りにこだわった。
独自開発の木材結合技術を活用した大空間に加え、天井の高さは平屋建てでありながら最大約5メートルを誇るスロープシーリング(勾配天井)を採用。吹き抜け上部に設けられたハイサイドライトから、ふんだんに太陽光が降り注ぐ。
▼外部リンク
三井ホーム株式会社のニュースリリース
http://www.mitsuihome.co.jp/company/news.html