海外コンサル受注高、過去最高の965億円/国際建設技術協会調べ

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海外コンサル受注高、過去最高の965億円/国際建設技術協会調べ

2014年08月22日 17:00

前年度より300億円の受注増

国際建設技術協会は8月21日、平成25年度「海外コンサルティング業務等受注実績調査」の結果を発表した。

調査によると平成25年度の受注総額は、前年度に比べ約300億円増額の965億3,000万円で、過去最高となった。1件当たりの平均受注額も、近年で最も高い9,900万円だった。

(画像は、「平成25年度海外コンサルティング業務等受注実績調査報告書」より)

JICAからの受注が前年度比で59%増加

平成25年度の海外コンサルティング業務で特徴的だったのは、JICA(国際協力機構)からの受注額が大幅に増加していることだ。

受注案件をODA(政府開発援助)関連とODA以外に分類して集計したところ、ODA関連の受注額は862億2,000万円。こののうちJICAからの受注は790億9,000万円で、前年度から59%増加している。

地域別の総受注額ではアジア地域の受注が最も多く、564億2,000万円で、前年度比79%の伸びとなった。続くアフリカ地域は195億1,000万円だが、前年度比では6%減となっている。この他、中南米地域、中東地域等でも50%以上の伸びを示しており、受注額は前年度を大きく上回った。

国別では、バングラデシュからの受注が最も多く、受注件数17件で総額は122億6,000万円。このところトップだったベトナムは2位となり、総受注額は92億円となった。バングラデシュがトップになったのは、日本からの円借款の供与による大型プロジェクトが増えたため。

▼外部リンク

 

平成25年度海外コンサルティング業務等受注実績調査報告書
http://www.idi.or.jp/business/.pdf

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