「SuKKiTノンスリーブ」で外観スッキリ
三井住友建設は8月4日、「SuKKiTノンスリーブ」を発表した。「SuKKiTノンスリーブ」は梁型のない高層板状マンションを実現するために、三井住友建設が独自開発した構法で、15階までの高層板状マンションに適用できる。
バルコニー側と外部廊下側共に梁をなくし、施工性、建物デザイン、開口部の自由度を格段に向上させた。
(画像はニュースリリースより)
「グリッドフレーム」でノンスリーブマンションを実現
耐震構造でありながら梁のスリーブをなくすことができたのは、構造架構を部分的に支えるオリジナルの構造フレーム「グリッドフレーム」を採用したから。
梁のスリーブをなくすことで、不具合が発生する心配がなくなる上に、スリーブ周囲の補強も不要となった。
また、外部廊下側ファサードでも手すりが続く殺風景な外観ではなく、グリッドフレームが建物のアクセントとなり、バルコニー側と統一された美しいデザインに作り上げることができる。
バルコニー側の開口部も、床から天井までのハイサッシが設置できるため、リビングからの眺望、採光も抜群だ。地震発生時に、躯体が変形して扉が開閉できなくなる不具合も解消できる。
三井住友建設では、首都圏を中心に全国の高層マンション開発で、「SuKKiTノンスリーブ」構法を積極的に提案していく方針だ。
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2014/08049528/