中東・アフリカ・アジアでの水事業を推進
三菱商事と三菱重工業は、7月8日、国際協力銀行とともに、ドバイを拠点とする総合水事業会社であるMetito Holdings Ltd.(以下、Metito)と既存株主との間で、Metitoの株式の一部取得に係る株主間契約を締結したことを発表した。
三菱商事はこれまで、日本国内、豪州、フィリピン、チリにおける水事業会社に資本参画。また、三菱重工業は、海外での大型海水淡水化プラントの実績など、高い技術力があり、両社は今回の資本参画で、グローバルな水事業の展開をますます加速していくことになる。
(画像はニュースリリースより)
資本参画の概要
Metitoは、1958年の創業以来、中東・アフリカ・アジア地域において、上下水・排水処理施設、海水淡水化施設などの設計・調達・建設から保有・運営までを幅広く手掛けており、現地のニーズに応じた水処理を供給するエンジニアリング能力や運営ノウハウがある総合水事業会社だ。
なお、三菱商事と三菱重工業は共同で、Metitoの普通株式38.4%を、既存株主から取得。一方、国際協力銀行は、Metitoの種類株式引き受けによる出資を行うとしている。
水を通じた地域貢献を
両社は、今後大きな成長が見込まれる中東・アフリカ・アジア地域における水不足や水インフラ整備の遅延解消にむけ、地域に合った水ソリューションを供給していく。
また、水事業を通して地域の人々の生活向上と環境の保全に積極的に取り組むかまえだ。
▼外部リンク
三菱商事・ニュースリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2014
三菱重工業・ホームページ
http://www.mhi.co.jp/